木材について調べてみよう!~その4~

こんにちは!

今回も前回に引き続き、木材についてご紹介したいと思います。 🙂 

 

前回は、住宅に使われる国内の木材の種類を挙げました。

アカマツ、クロマツ、カラマツ、ヒノキ、杉、イチイ、ツガをご紹介しています。

 

まだまだ木材の種類はありまして、

◎イチョウ

幹線道路の街路樹などでなじみが深く、秋の黄色い葉が思い出される木です。葉は幅広いので広葉樹と思われますが、あくまで針葉樹に分類されています。年輪があまりはっきりしないやや黄色味がかった白色の木材です。

建築材料としてはあまり使われていませんが、木目が精密で加工しやすいため、身近なものでいうとまな板や漆器などに使われています。

 

◎サワラ

サワラと聞くとお魚を思い浮かべてしまいますよね。ですが、サワラは限られた地域にしかない珍しい木のひとつです。

サワラに似た木材は北アメリカから輸入されている米松があります。

 

◎イヌノキ

暖かい地域に多い木で、静岡では茶畑の垣根などとして植えられています。年輪はよく見ないと分からないくらいぼんやりとした薄い褐色の色をしています。

シロアリに強い木材なのでシロアリの害に悩まされていた沖縄などでは貴重とされています。

 

◎エゾマツ

 

本州はベイマツ・アカマツ。北海道にあるのがエゾマツです。北海道にはもうひとつトドマツというマツがあります。

木肌は桃色ですが、空気に触れているとだんだんと色が濃くなってきます。匂いの無い木で松ではおなじみのヤニも少ないので、バイオリンやピアノなどの楽器に使われたりします。

 

◎ネズコ

天井の板などに使われている木材です。本州北部から四国、九州までに分布しています。心材(木の中心部分)と、辺材(周辺部の輪郭)がはっきりしていて年輪もはっきり見えます。

 

◎カヤ

茅葺き屋根などに使われる茅がありますが、茅という植物は実際にはありません。

ススキやヨシなどの植物も用いて葺いた屋根の事です。

ここのカヤとは温暖な地域にある木で果実が食用になります。耐久性があり、シロアリにも強いのですが成長が遅いので建築にはほとんど使われませんが、基礎部分には使うこともあるそうです。

 

◎アスナロ

アスナロという言葉は、明日はヒノキになろうという希望を込めた名前で、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

強いにおいが特徴で、匂いでほかの樹種と区別ができます。

この匂いの成分ヒノキチオールは養毛剤にも使われてたりします。

水にも強い材料ですので腐りやすい土台や風呂などに使われています。

 

以上が針葉樹の木材のご紹介でした。

皆さんご存じだとは思いますが、針葉樹は葉っぱが針のように細長く、空に向かってまっすぐ育つものが多いのが特徴です。

広葉樹は葉っぱが平たく丸みがあり、樹形も横に広がり丸い形になります。

広葉樹の方が種類も圧倒的に豊富で、モミジやカエデのようにギザギザした葉も広葉樹です。

 

街を歩くときに木の種類を見分けることができると面白いかもしれませんね♪

次回は、広葉樹のご紹介になります。

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。 🙂 

 

 

引用;古民家鑑定本/川上幸生

 

 

 

 

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